『ひらしん若手経営者の会』視察研修会 @伊那食品工業株式会社 in 長野県伊那市

こんにちは。

大阪府枚方市でデイサービス、訪問介護、住宅型有料老人ホーム、生活介護(障がい者デイサービス)を運営するココロステッキです。

先日、弊社メインバンクの枚方信用金庫さん主催の『ひらしん若手経営者の会』研修旅行で長野県伊那市まで行ってきました。

以前はこの会に入っていたのですが、当時は日常の仕事、経営学の大学院、ヘルパー2級の学校と自分自身余裕が無かったため、この会より抜けさせていただいておりました。

今回はありがたいことに枚方信用金庫交野支店のO支店長のお誘いがあり、参加させていただきました。

この研修旅行の動機は、もちろんお誘いがあったこともありますが、伊那食品工業という『寒天』を主な商品としてラインアップしている企業が、どうやって長期間事業を展開しているのか気になったからでした。

バスに乗って約5時間後、伊那食品工業株式会社で講和及び質疑応答がありました。

プロジェクターにプロモーション動画が映し出され、企業紹介を拝見しました。

その後に担当者様からプレゼンテーション方式で、伊那食品工業の企業説明がなされました。

プロモーション動画、企業説明がなされた後で、質疑応答に入りました。

気になったことは、

1.物理的な事業領域

2.資源の活用方法

3.R&D

4.コロナ禍を経たリスク分散

5.給与の年功序列

以下、自分なりにまとめてみました。

1.物理的事業展開

国内の事業展開については、長野市だけでなく全国に支店があり、地産地消だけではなく、しっかりと営業展開をされていたのが印象的だった。商品のラインアップはとても多く、数え切れない数だった。仕入れ先に海外があるため、会社紹介のパンフレットは英語訳の付記があった。

2.資源の活用方法

伊那食品工業に行く前までは、『寒天だけでどうやって長期間事業を継続できたのか?』と思っていたが、寒天関連のBtoC商品よりも、BtoB商品のゲル化剤が主要商品なっているということだった。資源活用の展開が見れて興味深かった。これについては、弊社も介護保険サービス、障がい福祉サービスだけでなく、商品(サービス)開発を行う必要があるのではないかと痛切に感じた。

3.R&D

先述のとおり、寒天だけで事業を継続しているのではなく、BtoB商品のゲル化剤が主商品となっている。それを成立させているのが、R&D事業である。研究開発を行うには企業の体力が必要だが、それをBtoC商品の寒天商品で獲得し、R&D部門の設立、存続に繋げているのではと推察する。

4.コロナ禍へ経たリスク分散

この事項に関しては、質疑応答の際に、挙手をして質問させていただいた。弊社は高齢者、障がい者への介護サービス事業であるが、先般のコロナ禍の最中に枚方市保健所より営業の停止を命じられた。当然のことだが、損失補填金等は無く、リスク分散の必要性を痛切に感じる機会だった。

そういった実情を踏まえて、①『伊那食品工業がコロナ禍を経て、これから事業展開をどう考えているのか』、②『そしてアフターコロナでのリスク分散についてはどう思われているのか』と質問をさせていただいた。


①については、上述の『1.物理的事業展開』『2.資源の活用方法』で言及したが、国内で全国的視点展開、BtoC商品だけでなく、BtoB商品への事業の重心移動がすでにコロナ過前より行えていたので、事業展開に関しては今まで通り行うとの回答を得た。コロナ過では、通販でBtoC商品が売れたそうで、やはり事業を長期間継続する中でしっかりとリスク分散が行えていたんだと学ぶことができた。

②については、①に書いたとおり従前どおりのリスク分散をこれからも行っていくと回答があった。弊社代表取締役がコロナ過の最中によく言っていたことだが、『コロナ過を超えられない企業や組織は、超えられない原因を持っている。先見の明が代表取締役に無かったのではないか。』と語っていた。弊社は訪問介護、居宅介護支援事業所(ケアマネジャー※現在は閉鎖)、デイサービス、住宅型有料老人ホーム、生活介護(障がい者デイサービス)を展開し、コロナ過前にある程度リスクの分散ができていたと語っている。

5.給与の年功序列

経営戦略的な部分が1~4までの内容でうかがえるが、ここで言及する『給与の年功序列』は組織的な問題提起になるだろう。今や年功序列制度がほとんどの会社で崩壊してしまったと言っても過言ではないはずである。しかし、伊那食品工業は創業からほぼ毎年2%以上の給与アップを行っているとのことだった。『社員の幸せ』を経営目標に定め、それを実行するために、年功序列の賃金体系を保っていると仰られていた。なかなか『社員の幸せ』という抽象度の高い言葉だったが、内容を聞くと弊社と似ていることが多く共感した。

弊社も創業以来、正社員は毎年給与アップを行っている。一年だけ賞与を0.5ヶ月カットしたことがあったが、それ以外は正社員の平均給与は上がり続けている。増収増益の会社ではないが、それをやり愚直にやり続けていることで、パートスタッフも含めた離職率は低い。『社員の幸せ』は何か?、を弊社が換言すると『生活の将来設計ができること』であると考える。生活費だけでなく、旅行などの遊興費、子供の教育費、住宅ローンの支払いなどに充てられているようである。給与が上がれば離職率は低くなり、組織は活性化し安定する。安直ではあるが、真理であると考察している。

『ひらしん若手経営者の会』の研修旅行に参加して、今回は非常に得るものが大きかったです。特に、商品(サービス)開発、リスク分散、年功序列の賃金体系がこれからの弊社の強みになるのではないかと考える機会となりました。枚方信用金庫の理事長を始めとする職員の皆様、ご一緒させていただいた『ひらしん若手経営者の会』の諸先輩方、伊那食品工業のご担当者様、誠にありがとうございました。

ここで得たものを、これから弊社の発展、成長にするべく日々の業務の遂行、そして将来の展望を着実に積み重ねていきたいと思います。コロナ過は明けたと思いますが、コロナ過で得た考えや知見を活かしていこうと思います。

ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いします。

株式会社バンフ 専務 飛松次郎

以下は、ほとんど観光を楽しんでいました!笑

Instagramもぜひ遊びに来て下さい

Google mapsでは他のお写真も掲載中⏬

Google で「【高齢者介護 障がい者支援】ココロステッキ」をチェック
https://g.page/r/CYGDPCGRueaREAo

【高齢者介護 障がい者支援】ココロステッキ

〒573-0145 大阪府枚方市大峰南町22番5号バンフビル

お問い合わせ:072-858-0506

https://blogmura.com/ranking/in?p_cid=11131837
PAGE TOP