2002年4月1日、訪問介護を唯一の事業として弊社は介護保険事業に乗り出しました。当時の設立メンバーは、代表取締役を含めてたった6名でした。しかも訪問介護事業を始めるに足る資格を保有するのは、代表取締役のみという状況でした。
2000年4月1日より介護保険制度が始まり、業界内に規制緩和が起こり、有象無象の組織や企業が業界内に参入してきました。弊社もその中の一つであったと考えます。
180607-11東海北陸厚生局 石井補佐資料 (mhlw.go.jp)
しかしながら、多くの他の組織や企業が多角化の一面として介護保険事業に参画する一方、弊社は当初、非営利組織としてボランティア活動を主軸に訪問介護事業を行おうとしていました。
経営的には、ヒト、モノ、カネ、がほとんど存在しませんでした。例えば、全員がパート従業員であったり、物件を借りる信用が無いため代表取締役の次男が学生時代に住んでいた六畳一間を事務所としたり、金融機関から信用は皆無で代表取締役が当面の活動費を工面したりと、今から考えると無知だったからできた所業ばかりでした。
半年ほどして、次の代表取締役と予定される、代表取締役の次男がパート従業員として入社し、社会保険の整備、総務・会計の制度設計が行われ、一つの組織として他の従業員を雇用できる体制にすこしだけ近づいたと考えます。
弊社は、大阪府交野市で産声を上げ、現在は事業領域を大阪府枚方市に主軸を置き活動しております。非営利組織から営利組織への転換を経て、現在は、大阪府寝屋川市、京都府八幡市、京都府京田辺市の利用者様にもご利用いただき、事業を行っております。
事業の種類としては、先述のとおり、訪問介護(ホームヘルパー)に始まり、通所介護(デイサービス)、生活介護(障がい者デイサービス)、そして念願の自社施設である住宅型有料老人ホームを営んでおります。自社施設に4施設もあるので、に賑やかな施設であると自認しています。利用者様の色々な表情が見られるので、こちらも会社に来るのが楽しい気持ちになります。
ごく近い将来ですが、代表取締役の交代が行われます。事業のやり方や方向性に大きな違いが出るとは思いませんが、私とはリーダーシップの執り方が異なると考えます。
組織の規模としては、正社員、パート従業員合わせて60名ほどになり、利用者様、地域のステークホルダーの皆様に対する責任が大きくなってきております。しかしながら、今までもそうだであったように、これからは次の代表取締役が先頭に立ち、現場では弊社で育ったスタッフが率先して、事業の局面を乗り切ってくれると思っています。
昨日の2022年3月31日で創業20周年を迎え、4月1日より21年目に入ります。サービスをご利用の皆様方には、さらにご利用しやすいように心掛けていきたいと思います。
これからもご指導、ご鞭撻のほど、よろしくお願いします。
末筆ながら、皆様方のご健康とご多幸を祈念しております。
株式会社バンフ ココロステッキ
代表取締役 飛松 ツタヱ
【高齢者介護 障がい者支援】ココロステッキ
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